中央大学、法政大学の付属高校の推薦入試

中央大学と法政大学の付属高校の推薦入試について紹介します。どの高校も5割弱の人数を推薦入試で募集しています。特にこの2つの大学の付属高校では内申点と適性検査を重視した選抜を行っていることが特徴的です。法政大学の付属は昭和の時代から、内申点等を重視した選抜を行ってきています。これは、神奈川県にある法政大学第二高等学校も同じです。かなり独特な選抜ですので、よく情報を得て受験してください。

〇中央大学高等学校 (文京区)

男子25名、女子25名の50名の募集です。一般入試が70名の募集なので、5割弱の人数を推薦入試で募集するパターンです。出願基準が9教科の内申点が37点以上です。推薦入試当日は、5教科の適性検査と面接があります。適性検査と面接と調査書の総合評価で合否がきまります。倍率は例年3~4倍の間で推移しています。合格者の平均内申点は42点前後です。

〇中央大学杉並高等学校 (杉並区)

130名の募集です。一般入試が150名です。また帰国生入試が20名です。5割弱が推薦入試ということになります。出願基準は9教科の内申点が37点以上です。推薦入試の当日は5教科の適性検査と面接があります。調査書の内申点を合わせた総合判定となります。具体的には、適性検査の点数(100点満点)に面接点数(40点満点)に内申の素点に2を掛ける(90点満点)の合計230点満点で採点し上位から合格となります。例年、競争率は3倍程度の倍率で推移しています。推薦入試不合格者が一般入試を受験した際には優遇措置があります。(一般入試のボーダーラインより下位100名以内に入れば優遇措置で合格になる。)

〇中央大学附属高等学校 (小金井市)

80名の募集です。一般入試が120名の募集ですので、4割が推薦入試での募集です。ここの出願基準は1と2がないこと等の基本的な基準以外はありません。しかし、推薦入試の合否は、内申点と数学、英語の基礎学力試験及び小論文で決まります。内申点は素点に4を掛けて180点満点、数学と英語の試験は2教科で満点120点の300点満点で順位が決まります。小論文についてはD判定であると不合格になります。また小論文がA判定であった受験生は内申点と基礎学力試験の合計点が合格者最低点を下回っていも合格となることがあるそうです。ここ数年の倍率は3倍前後で推移しています。

〇法政大学高等学校 (武蔵野市)

40名の募集です。一般入試が52名の募集なので5割弱が推薦入試での募集となります。出願基準は9教科の内申点が38点以上です。推薦入試当日は、3教科の適性検査と面接があります。推薦入試不合格者は一般入試を受験すれば20点加点されます。ここ数年の倍率は3倍前後で推移しています。なお、一般受験では、9教科の内申点が40点以上の受験者は30点、36点以上の受験者は20点、32点以上は10点が加点されます。(9教科に1、2がないこと)ですから、推薦不合格者はさらに20点加点になりますので、最大50点加点されることになります。

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